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環境整備情報

循環型社会の中核を担うオーガニック金ヶ崎

平成13年6月2日(水曜日)岩手日日新聞より転載

循環型社会の中核担う

高品質堆肥製造施設が落成


 金ヶ崎町が民間の資金やノウハウを活用し、同町西根駒沢地内に建設した、たい肥センター「金ヶ崎町高品質堆肥製造施設」の落成式が1日、関係者ら150人が出席して同センター内で行われた。式典終了後の一般公開には300人余りの町民が訪れ、畜産公害の解消と有機農業の確立、さらに生ごみや動植物性残さを再利用し、町のごみ処理経費の節減を目指す地域循環型社会の確立に期待を寄せていた。施設は、5日から試験稼働を始める。


オーガニック金ヶ崎高品質堆肥製造施設落成テープカット 町、JA岩手ふるさと、産業廃棄物処理業者、発酵プラントメーカーの4者が出資した有限会社オーガニック金ヶ崎(代表取締役・高橋紀雄金ヶ崎町長)が民間の資本や経営・技術的能力を活用し、12年10月に本体工事に着手。事業費は4億8千万円で、地域農業基盤確立農業構造改善事業を導入し、日本政策投資銀行などの融資を受けた。
 落成式の席上、高橋町長は「民間資金・ノウハウを導入するPFIに準ずる手法を採用し、事業費20%以上の圧縮と運営ノウハウを持った事業者の参加など多くのメリットを獲得できた。センターを地域循環型社会の中核施設として位置付け、実践に取り組んでいきたい」と挨拶。菊地衛町議会議長ら4氏が祝辞を寄せたほか、7人が代表してテープカットを行い、施設の完成を祝った。
 施設は、敷地面積約17800平方メートルに円形発酵棟、平面発酵棟、脱臭棟、製品保管棟、事務所棟1の計5棟で構成。原料の種類や故障時に対応するため、円形発酵槽と平面発酵槽の二つの処理ラインを設けた。
 処理能力は年間9千トンで、年間1200トンのたい肥を製造。畜産廃棄物のほか、家庭から出た生ごみ、動植物性残さを効率的に処理。町内畜産農家420戸で構成する利用組合から、畜産農家で処理しきれない家畜ふんなどを受け入れ、1日当たり30トンを処理する。
 円形発酵槽は、スクリューによるかくはん方式で、生ごみや動植物性残さ、家畜ふんなど1日20トンに対応。平面発酵槽は、平面通気堆積発酵方式で、1日当たり牛糞10トンを約20日間掛けて熟成させる。
 製造されたたい肥(年間約1200トン)は有機農業の資材として、JA岩手ふるさとへの供給を予定しており、1トン当たり5千円での販売を予定している。

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